皆さん、ご支援ありがとうございました!

〜4年ぶりに横浜高校に復帰しました〜

 今年の3月19日横浜地裁で学園側と「勝利の和解協定」を締結、4月5日に黒土理事長から国語科専任教諭としての辞令を受け、4年ぶりに学園に復帰しました。職員会議で紹介されると盛大な拍手が起こり、職員室には「武藤先生おめでとう」の垂れ幕が飾られました。用意された机や名札・出勤簿などを見て、あらためて「戻ったんだな」と胸が熱くなりました。和解の条件で4月12日から来年の2月末日まで、(財)日本私学教育研究所での出向研修となりますが、3月1日(横高は卒業式)から学内勤務、4月からは授業を担当することも協定書に明記されています。できれば担任にもつきたい所ですが、これはまだわかりません。

 6月18日には桜木町のブリーズベイホテルで勝利報告集会を開き、200名を超える皆さんとともに勝利解決を祝うことが出来ました。この間、苦労をかけてきた家族のうれしそうな顔を見て、本当に良かったなとまた感激しました。まさに「夢のような」集会となりました。

 また、7月の道後全私研では、全体集会で大きな花束を2つも頂き感動しました。加えて3年目になる第2分科会(反合権利)の司会も何とかこなし、全国私学争議団からは卒業証書をもらい感無量でした。頂いたお花を室の花瓶に生ける、心の余裕もできました。

 さて、研修活動ですが、「国語教育におけるパソコン利用」などのテーマで広く勉強しています。「総合的な学習」や「情報教育」がらみで、どこの学園もそれぞれに模索している状況だと思います。ネット&メールを駆使し、読みつけない教育論文も読破し、研究所主催の8月の国語科研修会(市ヶ谷)や11月の全国私学教育研究集会(静岡)などにも積極的に参加して見聞を広めています。月1回の報告日はだいたい月末で、黒土校長と20分ほど話しています。1学期末に中間レポートを提出しました。11月の横校祭にも出勤し、楽しむことができました。研究所が自宅から15分(自転車)なので便利ですが、5時に終わると横高の組合集会になかなか参加できないという不便さもあります。時には単調になりがちな研修ですが、「絶好の勉強の機会」ととらえて工夫しながらやっています。

私教連のページを見ると、八木先生や青山先生の「まど」に加えてゼッケン姿の私が今でも写っています。この姿を忘れずに、これからも皆さんと一緒に頑張っていきたいと思います。これまでのご支援、本当にありがとうございました。

1999年 11月      横浜高校  武藤 豊